熱中症に注意しなければならない季節になりました。
スポーツの指導者、保護者のみなさんは熱中症についてしっかり知識を持って対処できてますか?
ここ数年の暑さは熱中症対策を講じても防ぎきれないぐらいの熱さです。
それでも、スポーツをしている子供たちは過酷な環境で競技をしなければならないこともあるのが現実です。
子どもたちの体を暑さから少しでも守る為に、今日は熱中症対策で最も大切な「水分補給」についてです。
効果的に水分補給をするには水筒に何を入れるか?ランニングコストもふまえて検討してみました。
熱中症対策 水分補給の量とタイミング
運動中、脱水にならないように汗の量に見合った水分を補う必要があります。マラソンでは400~800mL/時間の水分が必要だと言われています。
体重の減少が2%以内(40㎏の子供なら800g)におさまることが目安になりますが、運動中にチェックできませんよね。
結局のところ、どれぐらい必要かは?運動の強さ、体格、気象条件などによって差があるので、一律に数字で表すことはできません。
おおよその目安として、練習前に250~500ml、練習中は500~1000ml/時間と言われていますが
ピッチの周辺に
スクイズボトル を置くなど、「喉が乾いたらいつでも飲める」環境を作る事が重要です。
夏場の試合などでは、低学年でも下の写真のような大きめの水筒が必要です。
保冷にこだわらなければ安価なものでも充分ですが、経験から保冷力と価格は比例すると思います。
熱中症対策 水分補給について
熱中症予防の水分補給として、日本体育協会では、
0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。
特に1時間以上運動をする時は
4~8%の糖質を含んだものを摂取することを推奨しています。
これ難しいんですよね、いったい何を飲めばいいの?ポカリ?アクエリ?麦茶?ってなりますよね・・・・・・
私的によくスーパーで見かけるスポーツドリンクの成分比較(100ml中)
日本体育協会の推奨する基準から考えると、運動時の水分とエネルギー補給に適したスポーツドリンクは
ポカリスエット>アクエリアス>ラブズスポーツ
というところでしょうか。
しかし、糖分濃度に関しては糖分の濃度が高いと水分の吸収が遅くなると言われています。
2.5%(2.5g/100ml)の濃度が一番吸収が早いといわれています。
運動時の熱中症を予防する為に効率よく水分補給をするという事だけを考えると
ラブズスポーツ>アクエリアス>ポカリスエット
とうい順番でしょうか。
ポカリスエットイオンウォーターがこの基準を最も満たすのですが、お店によってはない場合も多いので除外しました。
スポーツドリンクが嫌いだからあまり飲まないなら、お茶・水でいいですよ!!
ママ必見!家計に優しいスポーツドリンクの作りかた
引用:岡山大学スポーツ教育センター
これで夏場のサッカーにかかるランニングコストを減らす事ができて、なおかつ吸収の早いドリンクが作れるます。
※作ったドリンクはその日のうちに飲みきるようにしてください。
熱中症対策の水分補給に関してまとめました。
熱中症を予防する為に水分補給は重要です。しかし、熱中症を発症する原因は当日の体調など様々です。
子供たちの様子をしっかりと観察して、子供たちを熱中症から守りましょう!
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