子供たちのサッカーの知識についてのお話です。
私の「教育が足りない」そう言われればおしまいなんですが…
小学校低学年以下の子供たちはサッカーについてまだまだ知識はほとんどありません。
「ボールを相手のゴールに入れる」「自分のゴールに入れられない」
サッカーで1番大切な事を守って、自分の目の前のボールと相手と必死に闘っています。
初めての8人制、広いピッチ
週末は3-2年生は8人制、広いピッチでの試ありました。
3年生を1部の子を覗いて、ほとんど経験のない広いピッチでの試合。
特に参加者の半分は2年生だったので、はじめての経験に戸惑う事も多かった…
オフサイドが分からない、これは当然です。
公式戦に出ている4、5年生でも分かってない子がいますから。
ポジションが分からない、これまた当然です。
今まではポジションはあってないようなもの、子供たちにとって「試合開始の時の立ち位置」ぐらいにしか思ってませんので…
試合前にポジションと名前を呼びます。
「TOPはOO君ね」
「よっしゃぁ~!!」と喜ぶ声
しかし、「TOPって何するところ?」と聞くと
「・・・・・・・・・・・・・」沈黙が訪れます。
「なんで喜んだの?」と聞くと
「TOPと言われると、よっしゃ!と言ってる人が多いから」という条件反射。
指導者や保護者が当たり前に思って使っている言葉も本当に理解しているか?これは考えて言わなければいけません。
ドラえもん見たことある?
広いピッチで、2-2-2-1の細長いシステムで戦う子供たち
両サイドを広く使われようものなら、全員が大移動なので大忙しです・・・
チームの中には何人か高学年の試合に出ている子もいるのですが、ボールを持っても出す所がない、目の前で「ヘイ!ヘイ!」とパスの要求をされて苦笑いを繰り返していました。
でもこれを変えるには、サッカーの理解が必要で専門的な言葉を少しづつ覚えなくてはいけません。
「ドラえもんを知らない人に、いくらドラえもんを説明しても伝わりません」
「ドラえもんを知らない人に、のび太やって」とお願いしてもできません。
ドラえもんを1度でも見た事がある人なら、のび太やジャイアンの役を簡単になら演じる事はできるかもしれません。
何度も見た事がある人なら、詳しい台詞や動きを覚えて忠実に表現してくれる人もいると思います。
サッカーも同じ。
サッカーを見た事がない人にポジションを伝えても、望み通りの動きはできません。
何度も見た事がある人なら、役割を理解して動こうとしてくれると思います。
だからこそサッカーを見て欲しい。
その日、参加していた子供たち
「サッカーを1試合見た事がある人?」の質問に手を挙げたのはおよそ3割でした。
まずはこの比率が7割を超えるように、サッカーにもっと興味をもってもらう事が私の役割かな?と思いました。
ぜんぜん上手くいかなくて冴えない表情の子供達ですが、素晴らしい経験をした1日でした。
わずか3試合ですが、3試合目には少し動きが変わってくるのですから大したものです。
広いピッチに対応する為のパススピードの変化、両サイドのポジショニング、相手の裏をとる動き、できない、分からないなりに考えて取り組んでくれました。
また新たな課題がたくさん見つかった週末です。
1つ1つコツコツと積み重ねて、頑張ろうと思いました。
参考記事
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/post-239
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/watch-tv
おすすめの本
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