1対1に強くなりたい

１対１の勝率はチームの勝敗を大きく左右する。シュート数やボール支配率よりも1対1の勝率はチームの勝敗と関係を持っており、攻撃・守備の両面において1対1に勝利することは非常に重要です。

内田篤人の1対1の勝率

私の中で1対1に強いイメージのある日本代表選手は内田篤人選手です。

ブンデスリーガ第10節（10月31日）、日本代表DF内田篤人の所属するシャルケがアウクスブルクと対戦。内田の1対1の勝率は75パーセント！この試合のMan of the machに選ばれています。すごいですよね！１対１のトレーニングを積むことは、「この局面は負けない！」という気持ちを育て、選手の責任感を高めることにもなると思います。１対１で大切なのは、華麗なドリブルでの突破だけではありません。相手をブロックしながら強引に突破してシュートを打つ技術、競り合いの中で身につける体の使い方などたくさんあります。守備の面では、リスクを冒して奪いに行く場面と、相手の動きを遅らせる技術や、ボールを奪うタックルの技術など、１対１のトレーニングで学ぶ事はたくさんあります。とくにU12までの育成年代では個の力の育成は重要ですので、1対1のトレーニングは積極的に取り入れたいですね。

1VS1の間合い

1VS1の間合いについては、究極の1VS1ともいえる「剣道」から深く学ぶ事ができます。間合とは敵と自分との距離を言う。しかし更に広く複雑な意味に用いられる事が多い。お互いに剣を持ち立ち向かい、一歩踏み込めば、すぐに敵を撃突する事ができる位置に迫る時、お互の間合に接すると言う。 通常間合を、およそ180㎝。これを「一足一刀の間合」という。各人の骨格、技量、刀の長短等により一定ではない。