感謝の気持ちはサッカーで伝える 頑張れ6年生!

7a7df09cda0b747597a651d72cb88fe7_s 今日は6年生のお話です。 私は主に1~4年生とサッカーをしています。 なのでこのブログにあまり6年生の事を書く事はありませんでした。  

厳しい環境で育ってきた子供たち

チームの事情もあり、今の6年生達は4年生の頃からほとんど上級生がいませんでした。 手本となる上級生がいない中で練習に励み、試合では相手チームの上級生に打ちのめされて、すごく苦労して育ってきました。   保護者も指導者もこの子たちが6年生になった時には、きっと強くなっている。 そんな思いで過ごしてきたと思います。   でも、実際は5年生の時に大差で負けた相手に、同じく大差で負けているのが現状です… 悔しい、1人1人は少しずつ確実に上手くなってるのに。   みんな頑張ってるけど目標がバラバラで、チームとして1つになる事ができてないない。  

子供たちに伝えた私の思い

週末の試合、第1試合が始まる前に思い切って私の思いを子供たちに伝えました。 少し厳しい話しなので言いたくなかったけど…   「みんなは上級生がいない中で育ってきた。5年生の時に10点取られて負ける事もよくあったよね?」 「それを見て、お母さんやお父さんはみんなが6年生になったら、きっと強くなる。そう思って、みんなの事を応援してくれてたと思うよ。」   「でも実際はどう?6年生になってみて、10点取られてた相手に7点で抑えられるようになったから満足?」 子供たちは口を揃えて「ダメだ…」って言いました。 「みんなが上手くなってきたスピードの何倍ものスピードで、同級生達はうまくなってきて追い越された」 「お父さんやお母さん達は6年生になったらって期待してくれてたけど、結局、勝つ事より負ける事の方が多い。」 「それでも、今日もあそこで応援してくれてる。練習でも試合でもいつも送迎してくれて、洗濯して、弁当作って、頑張れ!って応援してくれてる」   「みんなが負けた後、笑って遊んでる顔を見てどんな気持ちになるか、分かる?」   「楽しいサッカーの意味を勘違いしてないか?」 「仲間と楽しくワイワイするサッカーと、仲間と一緒に一生懸命取り組んで楽しいと思えるサッカーは違うよ?」 「いい加減に気づきなさい!感謝の気持ちを言葉ではなくサッカーで伝えなさい!」   静まりかえる子供達、試合が始まる前からこんな話して大丈夫かな?と言った直後に後悔しました…   でも気持ちは伝わった! この日の子供たちの取り組み方は明らかに変わりました。 「できるだけ簡単にボールを前へ運ぶ」 この課題を、子供たちは一所懸命に考えプレーしてくれました。   残り少ない小学生のサッカー、少しでも変われるように、中学生になってサッカーを続けなくてもこの経験が何かに生かせるように、少しでも多く関わって行こうと思った1日でした。  

参考記事

http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/japan1 http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/hitoriyogari

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感謝の気持ちはサッカーで伝える 頑張れ6年生!” に対して2件のコメントがあります。

  1. 飯塚あや より:

    初めまして。いつも頷きながら拝読させていただいてます。今回の話、息子のサッカー環境と重なっているのもあって、身内のような感覚で読み涙が出てきました。
    子どもによって取り組む姿勢は様々。その中でチームが纏まるように、各々が成長できるようにしていく事って本当に難しいだろうなと、コーチ達には頭が下がる思いでいます。
    今回のことで勝ち負けの前にそれぞれの子ども達がサッカーに取り組む姿勢、気持ちに良い変化があることを願っています。
    陰ながら応援しております。

    1. maty3 より:

      コメントありがとうございます。
      このようなコメントを頂けると、本当にありがたく私の力になります。

      子供たちのサッカーに取り組む姿勢、少しづつ変えていけるように努力を続けます。

      同時に、子供たちは親の為にサッカーをやっている訳ではないという事を忘れずに、
      子供たちの目線で物を見る事も努力して参ります。

      今後とも応援よろしくお願いいたします。

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