ADHDのスポーツ指導 能力を最大限に引き出す方法は?

「その子の力を引き出す環境をどう作るか?」 そんな事をいつも考えて取り組んでいます。   今日は「ADHDの子供たち」についてのお話です。  

ADHD(注意欠陥/多動性障害)とは?

ADHD  

不注意が多い子の特徴

  • 忘れ物が多く、物をよくなくす
  • 気が散りやすく、集中力が続かない
  • 興味があるものには集中しすぎてしまい、切り替えが難しい
  • ぼんやりしていて、話を聞いていないように見える
  • 行動をはじめるのが他の子より少し遅れる
  • 後片付けができない
 

多動・衝動性が目立つ子供の特徴

  • 落ち着きがない、授業中立ち歩く
  • 体を動かすことがやめられない、話の時に手をもぞもぞ動かしている
  • ささいなことで手を出してしまったり、大声を出したり、ケンカに発展しやすい
 

集中が続かない子へのスポーツでの対応

「全部がみんなと同じでなくてもいい」これを基礎に子供と接するようにしています。   10分間集中ができないのなら、5分だけできればいい。 たくさんの事に気を配れないなら、1対1で負けない選手になればいい。 多動で動きを止める事が苦手なら、前線でどんどんプレッシャーをかける役割をすればいい。   集中が難しくて、多動もあるなら 試合の残り5分で出場して、走り回って相手をかき回す役割をすればいい。 その結果、点が入れば大成功。入らなくてもボールを奪いにいって、相手が焦ってくれれば成功です。   集中力がない:いろんな所に気を配ることができる長所です。 集中し過ぎる:努力を続けられる天才になる可能性大です。 多動性:動き回れる事がそのこの長所です。 衝動性:すぐ行動に移すことができる、チャレンジ精神の持ち主です。   弱点と思うような所を長所に変えてあげられたらいいですね。  

ケンカはファールです。

ピッチの中でボールを奪われたり、相手にぶつかられたりして手が出てしまう子がいます。 手を出してはいけない、ファールをしてはいけない事は分かっています。 しかし衝動的に自分をコントロールできなくなるのです。  

スポーツのルールで対応しましょう。

  相手に手を出せばもちろん退場処分です。衝動が納まるまで、一緒にピッチから出ましょう。 「ダメだろ!何度言えば分かるんだ!」と叱責しても、衝動はコントロールできません。   その子から少しだけ「大好きなサッカーの時間を奪う」 その喪失感を経験してもらい、そこに指導者が寄り添って少しずつコントロールできるようになりましょう。   もし、そのまま大人になって衝動的な行動が犯罪になり、大切な人を失うような経験をしないように、 少しだけサッカーの時間を奪う事でトレーニングを重ねてあげてください。   ※手が出てしまう程に真剣にスポーツに取り組んでいる事は認めてあげてください。  

全部当てはまらない?

ADHDの子は日本では1~6%、およそ30人に1人の割合で発症すると言われています。 クラスに1人ぐらいの割合になると思います。では逆に、   忘れ物が全然なくて、集中力がある。 気持ちの切り替えが上手で、人の話をしっかり聞ける。 さっと行動に移れて、後片付けもしっかりできる。 授業中は常に集中して、友達とケンカする事がない。   理想の子供?そんな子が30人に1人いるでしょうか?   不注意や多動・衝動性が目立つ子供、私が育ってきた時代なら「ガキ大将」「不思議ちゃん」と呼ばれ個性的な子としてクラスに何人かいたと思います。   ジャイアンやのび太はどうです? あれだけ暴力を振るえば、ジャイアンだってADHDではないですか? あれだけ勉強に集中できなくて忘れ物が多ければのび太だってADHD?学習障害?ではないですか? でもみんなに愛されるキャラクター(個性)です。   忘れ物が多い、集中力がない、ケンカが多いそれが1つ目立つだけで無理やり押さえこもうとしないでください。 大人が育てやすい子供、指導者が育てやすい選手の枠にはめないように。   その子の個性を伸ばせるような環境を作る事を目指して一緒に頑張りましょう!     この記事が気に入ったら、どれか1つでもシェアして頂けると頑張れます。
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