なぜ全員使わない?子供達が社会に出た時の事を考えてください

今日は選手の起用方法についてです。   我がチームの方針は「全員出す」です、試合に来た子は必ず出場します。 強い子だけを選んで出せば、いい結果は得られると思います。 大きな大会や、大事な試合は選んで出したいと言う気持ちがない訳ではありません。 でも、そんな時でも全員で勝ちに行きます※さすがに練習に来てない子は出せませんよ   指導者にとっては難しい課題で「我慢」が必要です、この方針を子供たちに伝える事も重要だと思っています。

社会に出たら必ずある事

会社で何かの企画を立ち上げてチームで行動する、組織をいくつかのグループに分けなければいけない時。 組織のリーダーは、グループの力が均等になるように柱になる人を決めて社内の人材をあてはめていく。 5d6ab861fda7bc4e7749d8c842a59dab_s   嫌な言い方ですが「できない人」と思っている人とも一緒に活動する事もあります。 グループの中では、あの人と一緒がよかった、あの人と一緒は嫌だ・・・そんな愚痴や意見が飛び交う場面を私は何度も見たし、私も言っていました。   子供達も練習のチーム分けですら、「あっちがいい!」「あっちが強過ぎる!」と不平不満を言う子もいます。 「自分の好きな人とサッカーがしたい」「自分のチームを強くしたい」自分を中心にした考え方ですよね、大人も同じく。   置かれた場所で咲きなさい できないと環境に不平不満を言うのではなく、置かれた場所で最大限の努力をする事が社会で評価される方法ですよね。  

最大の結果を出す事を考える

子供たちに伝えたい事は、弱いところはみんなで補って「強いチーム」を目指す、置かれた環境で最大の結果を出すように考える事。   これから社会に出た時に、誰かを切り捨てて進んで行く大人にならないように。   自分だけが優秀であればそれでいい、それでは上手くいかない事もあると少しでも感じて欲しい。 自分の関わった子供達が、大人になり、いつかリーダーとなった時「みんなから愛されるリーダー」になって欲しいです。   指導者にとっては、トップ選手の技術を高めると同時にチーム力の底上げをする。 選んで入れるチームなら楽ですが、そうでなければ小学生なら早生まれなどのハンデもありより一層難しいです。 難しいからこそ、チャレンジして欲しいと思います。     すべての子供たちに出場機会を与える事について考えてみました。 集中が難しい子、気分にむらのある子、あまり練習や試合に来ない子などすべてを均等にすることは逆に不公平をなりチームの輪が乱れる原因にもなります。   「どーしようもない」と思ったその子のどこにスポットライトを当てるか? 指導者の工夫で変えていける事もあります!   私も強いチームを作りたい!優秀な選手を育てたいと誰よりも強く思っています。 「勝ち」にこだわる事は子供たちに任せて、指導者は「子供の成長」にこだわるようにできればいいなと思っています。   強いチームを作りより難しい課題ですが…   過去に書いた「集中が難しい子供の起用方法」もよかったら読んで見てください。  

参考記事

http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/post-305 http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/post-3574  

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なぜ全員使わない?子供達が社会に出た時の事を考えてください” に対して2件のコメントがあります。

  1. 全員参加。与えられた場所でベストを尽くす。 共感します。
    そして、大人になった今の私も同じ想いです。

    職場でも理不尽な事はありますが、ふとした時にベストを尽くそうと思いなおす様にしています。

    話は戻り、低学年は教えたい事。伸ばしたい事が一杯あります。
    が、教える時間も限られています。試合数も少ないです。

    どこに優先順位を置くかはまだ決めれていませんが、今冷静に考えてみると。。。

    楽しむこと。 一生懸命頑張る事。 技術面はチームで1日1、2個
    (例:役割分担。横に交わしてパスを出す)

    ですが、できれば勝利をみんなで喜び合い、サッカーと仲間を
    好きになって欲しいと思います。

    まとまりのないコメントですいません。^^;

    1. maty3 より:

      いつもコメントありがとうございます。

      理不尽なことありますよね…昔、誰かが言っていた事を思い出します
      「サッカーは理不尽なスポーツだ。ボールを足でしか扱ってはいけない、だからこそ大人になるまでに経験しておくべきだ。大人になればもっと理不尽な世の中が待っているから」
      極端な発想ですが、納得できるところもありますよね。

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