寒い日のサッカー 指導者が考える必要のある防寒
まだまだ、寒い日が続きます、指導者も保護者も観てるのが辛いですよね・・・ 寒い日に注意しないといけないのは、子供たちの「低体温症」。 しかし、夏場の「熱中症」に比べて、低体温症は軽視されがちです。 先週末、雪が吹雪く中で子供たちの試合を見ていて、改善しなければいけないなと思った事があったので、低体温症について書きたいと思います。
低体温症について
低体温症は、危険なほど体温が低い状態です。 35℃以下低体温症は、全身が寒冷な場所に長時間さらされ、体温が35℃以下に低下した時に様々な障害が生じてくることを指します。
冷たい地面に座わる、水に漬かる(濡れた衣服をそのままにする)、風にあたるといった条件が加わると、熱の損失が増加します。
外気温が5℃以下になると低体温症に注意する必要がある、といわれています。
しかし、外気温が5℃以上あっても、風が強い、濡れたままの衣服を着ている、体調不良、食事を摂っていない・・・などの理由で、低体温症になる可能性はあります。災害などで寒い場所から移動できず、体を動かして熱を生成することもできない。このようなケースでは、周囲の気温が13~16℃程度でも低体温症になるおそれがあります。
低体温症の症状
軽度の症状 「震え」「手足のかじかみ」「動作が鈍る」「無気力、眠気」
ガタガタ震える
手足が動かしにくくボタンが止めれない、靴ひもが結べない
動きが遅くなる、走らなくなる
あくびを繰り返す
初期症状ではこんな、症状が見られます。ここまでの症状はよくあります、指導者はこれ以上の症状がでないように、注意しましょう。
初期症状を超えると 意識の混濁、震えが止まり硬直する、意識消失など命の危険に関わります。
低体温症の初期症状が見られたら
まずは早期発見、早期対応で症状の悪化を防ぎましょう。
暖かい場所に移動させましょう。 間違っても寒いグランドで練習が終わるのをじっと待たせるような事はないようにしましょう。
衣類が濡れていれば、乾いたものに着替えましょう。着替えがなければ濡れているアンダーシャツを脱がせるだけでもかなり違います。靴下が濡れている事も忘れないでください。
暖かい毛布などがあれば全身をくるみ、 カイロなどがあればそれも使用して体温をゆっくり上昇させましょう。
意識障害などが見られた場合は、躊躇することなく救急車を呼んでください!
低体温症の予防法
先日のトレーニングマッチで「低体温症」について対策が不十分だと感じた1番の理由は
天候が雪、風が強い、グランドの状態が悪い。
この悪条件の中で3チームでの試合を15分で回している事。
服や足元が濡れた状態で、待ち時間が20分あるのはかなり体が冷えてしまいます。対策はしましたが、震えている子供もいました。
このような状況であれば、1回の試合時間を短くして回転を上げることが子供たちの体に負担が少なく、集中してプレーできていたと思います。
提言したんですが、押し切られてしまいました・・・反省です。
特に1,2年生は試合のあとは暑いといって防寒着をきません。寒くなって、震えはじめてからやっと防寒着に手を伸ばします。
試合が終わればすぐに防寒着を着させるように、注意が必要です。
指導者は試合が終わってからのミーティングもできるだけ、環境に配慮して短くするように心がけましょう。
子供たちの体を守る為にも、「熱中症」だけでなく、「低体温症」にも指導者は注意して、寒い冬でも楽しくサッカーできるような環境を作りましょう!!
観戦する保護者の防寒対策は→防寒対策 観戦するお母さんへ
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