プリンターとインクが同じぐらいの値段なのは何故?…Maty3です。
今日は日本代表選手の幼少期の共通点についてのお話です。
私は日本代表選手を育てた事はありません、これから育てる予定です。
私の尊敬する指導者は日本代表やプロサッカー選手になった子供たちをたくさんみてきています。
そんな大きな存在からいつでもアドバイスをもらう事ができる環境はとてもありがたいです。
少し前の食事会で、「日本代表になった選手の幼少期に共通点はありますか?」そんな質問をしてみました。
その答えを短くまとめます。
プロになる事を信じていた
まず最初に言われた事は
「活躍している選手達はとてつもなく技術が高い訳でもなかった。チームの中には他にもっと上手い子供がいたよ」
じゃぁなぜ?伸びたんでしょう?
「他の子供たちと違った所は、自分はプロになると信じていた所かな?」
「なれるかな?」「なりたいな?」ではなく、いつ聞いても
「なります!」だった。
だからプロになれたんじゃない?自分を疑ってないもん。
なるほどなぁ~、技術のレベルが高いだけではダメなんですよね…そりゃそうだ上手い子は日本中に何百人、何千人といる。
その集団の中から抜け出すには、技術だけじゃない心がないと難しいですよね。
「なります!」と自分の目標を明確に決めて、疑うことなく突き進んでいかないと手が届かない場所なんでしょうね。
大人と会話ができていた
あともう1つ、と言って教えてくれたお話は
「小さい頃から大人と会話ができていたよ」
私の指導に対して
「自分はこう考えやりました」「○○だと思います」って
自分の考えをしっかり伝える事ができてたよ。
常に考えてプレーをしてるからこそ、そうやって言葉が出てくるんだと思う。
これまたなるほどですよね。
考える力、聞く力、伝える力、サッカーの技術だけじゃない人間力も幼い頃から高かったという事ですね。
なるほどなぁ~日本代表になる選手は幼少期も違うんだなぁ…と思いました。
しかし、これを子供たちに伝える事はサッカーの技術を教えることより、遥かに難しいなと感じました。
例外もいるよ
ただね~「例外」もいるよ……
全く話を聞かない、ルールすらいまいち理解できてない、約束守れない、忘れ物多い、すぐケンカする。
けど、止めろって言われてもサッカーボール蹴り続けるみたいな子も日本代表になってるからね…何がいいのか分からんよね。
そうなんですよね、サッカー以外はどうしようもないような状態でも、サッカーに関しては天才的に集中できてプロになる子もいるんですよね…難しい。
しかし、どんな子でもプロになっていく子ども達の最大の共通点は「サッカーが好き」ということであるのは間違いないです。
どの子がいつ成長するかなんて、神のみぞ知る事です。
サッカーが嫌いになるような指導だけはしないように心がけていれば、いつか日本代表を育てる指導者になっているかもしれませんね。
「プロを目指している訳じゃない」
私はこの台詞があまり好きじゃないです。
なぜか?それは指導者や子供が上手くいかなかった時や困難を避ける時に聞こえてくる事が多いからです。
例えば
辛い、ハードワークを要求するような練習の時に
「そこでギブアップしたら、強い選手になれんぞ~」と声をかけると
「別にサッカー選手になりたくないし…」
こんな感じで耳にします。
心の中では「別にサッカー選手になりたくないし、だからしんどい事は別にしなくていいし」と言葉が続いているかな?と思ってしまうので、この台詞が好きではないです。
もちろん我がチームの子供たちも全員がプロを目指している訳ではありません。
しかし、プロを目指してなくても、仲間と一緒に「勝利」を目指しています。(一部、遊ぶ事だけ考えてる子もいますが……)
その為にはしんどい練習も乗り越えていかないといけない時があります。そこから逃避するのに「プロをめざしてないし」という言葉で逃げ出さないで欲しいなと思っています。
参考記事
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/post-2702
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/juniory
おすすめの本
風間教の信者になりつつありますが…風間氏はサッカーの天才であって伝える技術も天才的だと思います。この本はサッカーライターの木崎伸也氏が風間八宏氏の言葉をまとめたものですが、天才の見えている世界を共有できるような気になれます。
「個」の力を伸ばしたいと思っている指導者の方は必見です。
]]>