週末の試合での出来事です。
地域代表を決める決勝トーナメントの準決勝
世界に名の知れたクラブの下部組織、子供たちも意識してやや緊張気味
しかし、雰囲気にのみ込まれることなく子供たちは力を発揮してくれました。
良かったの?
試合は前半残り5分までシュートを打たせず、何度かあった決定機をものにできず0-0で折り返し。
後半開始早々の3分にDFのクリアボールをそのまま決められ0-1
失点後も気落ちすることなく全員が集中して攻撃を続けましたが、後半残り5分で失点
結局0-2で試合は敗れてしまいました。
しかし、子供たちは今持ってる力をしっかりと発揮して、最後までいいプレーをみせてくれました。
試合終了のベンチで
みんな悔しそうに渋い顔・・・他のコーチの「よく頑張ったよ」の声にもあまり反応がなく
次の3位決定戦があるとは言え、かなりがっかりした暗い雰囲気でした。
次の試合までには雰囲気を上げてあげないといけないな・・・そんな事を考えていた時
チームの主力、いつもひたむきに献身的なプレーをする選手が私の顔をジッと見つめて
「ねぇ、コーチ、良かったの?・・・・」
その言葉の先は続かず、目から溢れそうな涙
思わず、近くに行って抱きしめて
「良かったよ、最高だったよ、今までで1番だと思うよ」と伝えました。
嗚咽まじりの声で「負けたから・・・良かったのか?分からんかった・・・・」
と一生懸命に頑張ったけど結果が届かなかった悔しさを伝えてくれました。
心が張り裂けるほど頑張ってくれてる子供たち、最後は私も心のどこかで
「もう充分、もうこれ以上頑張らなくていいよ」と思う気持ちがありました。
それでも、最後まで頑張ってくれた子供たち、見たことのない景色を見せてくれた子供たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
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