「1つのスポーツしかできない」にならない為に指導者がすべきこと

週末の試合の休憩時間 なんとなく始めたことが、ちょっと考えさせられる結果になってしまいました。  

逆上がり

週末の試合は小学校が会場でした。 試合の空き時間になんとなく思い付きで、5~3年生の参加者全員に逆上がりをしてもらいました。   ひょいひょいとクリアーしていく3年生たち、3年生は飛び級で試合に参加してる子たちなので運動能力が高い子が比較的多くあっさりと全員ができました。   4年生、さっきよりもダイナミックに勢いよく回る4年生たち あれ?打ち上げられた魚みたいになってる選手が1人、2人いる・・・・ 5年生、さすがに全員できるだろうと思って見てたら えぇーーーー!!4年生よりできてない  

逆上がりができない主力選手

参加者20人中、逆上がりができなかったのは6人、多い…多過ぎる しかもその中の選手のほとんどがチームの試合では中心となるセンターラインに並ぶ選手ばかり・・・ この結果には衝撃でした、逆上がりに関しては自分の体を上手に使うイメージがない感じ 試合中は転んで1回転しても、その勢いを利用してすぐに立ち上がってボールを奪いに行くのに、鉄棒を握ったとたんドタバタと・・・  

試合の出場権

これはさすがに改善が必要と思って 「逆上がりにできた人から次の試合出場できます」とにんじんを吊るして、試合開始時間まで必死に練習をしてもらいました。 結局、できなかった6人の中で1人だけ時間内に、人生で初めて逆上がりができるようになりました。  

1つの競技に絞る問題

幼い頃から1つのスポーツに絞って競技をすることは弊害があるといわれています。 ・同じ動作を繰り返すことによりスポーツ障害が起こりやすくなる ・1つに絞ることで親の関与が強くなり過ぎる ・燃え尽きて早期にスポーツを辞めてしまう可能性が高くなる   海外ではシーズン制にしていろんなスポーツに取り組める環境を作っている国もあります。 しかし、サッカーを指導する指導者の立場で考えると、サッカー以外のスポーツを積極的に教えることは難しい。 一番大事なのは「外遊び」の時間で、外遊びができれば子供は自然と自分からいろんなことにチャレンジしてくれる しかし、これも1つのスポーツに絞れば練習や試合の時間多すぎて、子供の自由な遊びの時間を奪ってしまうこともあるでしょう。   子供たちにいろんなことに取り組んで、たくさんの経験をしてもらうためにも指導者は工夫が必要です。 サッカーの練習や試合は子供にとって遊びの1つですが、試合の空き時間などにはサッカー以外の遊びを提供して、子供にいろんなことをチャレンジさせる環境をつくる必要があるでしょう。   なんとなく始めた「逆上がりチャレンジ」、あの逆上がりを見てたら水泳も心配だな・・・見えない不安に包まれた1日でした!]]>

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