「勝ちたい」その気持ちを育てたい、難しいんですこれが。
サッカーはスポーツなので勝ち負けがあります。
サッカーをやっていれば当然「勝ちたい」気持ちは育つだろう、そんな風に簡単に考えてました。
これがそうでもない、子供たちは「勝つ」為に一生懸命になれる子ばかりではありません。
久しぶりに見た3年生たち
先日の練習、4年生と一緒にトレーニングをしていました。
基礎のトレーニングの繰り返し、みんな一生懸命に取り組んでくれました。
休憩時間、トレーニングの設定が早く終わったので
いつもはピッチの都合で、背中を向けている事の多い3年生の練習を見ていました。
あっさり味の3年生
楽しそうにしてるけど、何か軽い?ふわふわしてる?・・・んん・・・
「あっさり」してる!
![](http://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/?pc=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fangers%2fcabinet%2fitem_main0016%2f118716.jpg%3f_ex%3d300x300&m=http%3a%2f%2fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2f%400_mall%2fangers%2fcabinet%2fitem_main0016%2f118716.jpg%3f_ex%3d80x80)
ボールを奪いに行く瞬間、ボールを奪われた瞬間の子供たちの様子が「あっさり」してる。
「取られたら、取り返す」サッカーの基本で大切な事ですが
取り返しに行ってるけど「あっさり」してるんです。
(イメージの話なんで分かりにく表現ですみません)
4年生を放り投げて
4年生の練習の残りはGameだけだったので、保護者コーチにお願いをして3年生の所へ
「みんなのサッカーはこんなサッカーだったかなぁ?」
「遠慮ばっかりしてる、みんなのサッカーを
お坊っちゃまサッカーと名付けよう!」
雰囲気で笑ってますが、意味の分かってない子供たち
私も一緒にプレーして態度で伝えます。
体の小さな3年生達から本気でぶつかってボールを奪います。
ボールの手前で減速しません、子供たちが怖い!!と減速するぐらいの勢いで奪ってキープ
相手の子供たちが全員でボールを奪いに来るまで必死でキープ
全員でぶつかってきたら、全員をぶっ飛ばします(もちろん加減してますよ)
大人が全力を出せば子供たちに必ず気持ちが伝わります。
全員の「
目が変わるのが分かりました」
「本気でぶつかる!」「絶対に奪われるな!」「意地でも奪い返せ!」
子供たちのスピードは倍以上違うように見えました。
倒された子供から小さな「くっそぉー」の声、ゴールを決めた時のガッツポーズ
これこれ!こってり「とんこつ醤油」な感じがいいんです。
本気でぶつかるからこそ難しい、だからこそできた時の達成感は素晴らしい
「勝ちたい」という気持ちを育てるのには、「負けてたまるか!」と思わせる事が必要です。
秘伝のスペシャルな練習メニューなんてないと思います。
同じ事をやっても選手の成長に差が出るとしたら、この気持ちの差は大きく影響すると思います。
今日の3年生の「本気の目」はすごく格好よかったなぁ~、楽しい1日でした。
参考記事
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/post-2585
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/ampty-junior-youth
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