モンスター登場　俺たちの今まではなんだった？

いろいろ悩みながら指導中・・・少年サッカーに平らな道はないなと思う今日この頃です。   週末は我がチームに新たに加入してくれた選手のその能力に驚かされました。  

俺たちの今まではなんだったんだ・・・

新加入したその選手は練習のときからそ運動能力の高さには驚かされていました。 といっても、まだ練習に２，３回来た程度で、まだまだよくその子のことは分かっていません。  

人生初めてのサッカーの試合

始めてチームのユニホームに袖を通して、少し緊張気味のその子 経験を積んでもらう為に最初の試合から出場です。   試合開始、3分 前線でボールを受け、上手く前を向くとDFを1人交わしてゴール右隅へズドン！ 調子に乗ったその後も何度もゴールへ襲い掛かり 味方の選手のシュートのこぼれ球にいち早く反応して、2点目をズドン   結局この日は3試合で5点ぐらい取ったと思います、途中から点を獲って当たり前みたいな雰囲気になっていたので忘れました。    

得点よりも驚かされたのはその身体能力

攻撃の中心と判断され、相手DFの厳しいマーク、激しい当たり 相手のベンチ、ピッチの中からもその子の背番号をコールする声が聞こえ始め 人生初めてのサッカーで普通なら、何もできなくなるような状況   それでも、表情をひとつも変えずプレーを続け   相手の激しいタックルに転倒しそうになったその瞬間！ 前のめりになって地面に手をついた直後、一瞬4足歩行の動物かと思わせるような動きで立ち直り、走り出してシュート   ベンチから見ていても、何が起こったのかよく分からない驚異的な身体能力 「あれはどうなったの？」とベンチの子供たちに問いかけましたが 「意味がわからん・・・」と唖然としていました。  

教えてないよ・・・

教えてもなかなかできない子も多い技術 ボールを受ける前に一旦相手に体を預けて、相手の動きを封じてから受ける 一瞬で相手の死角に入って相手を外して受ける動き 競り合いのヘディングで相手を高く飛ばせない体の使い方   全く教えてないのに、自分の体を動かすだけでなく相手との関係も考慮して動くことができるのには、もう何と言っていいのか分からないぐらい驚きました。  

これに技術が伴えば恐ろしい

チームの中心選手が「俺たちの今まではなんだったんだ・・・」 「コーチ、俺むちゃくちゃ頑張ってきたのに、何あれ・・・」 と笑いながらですが、ぼやいてました。 そりゃ、今日のプレーを見れば結局は運動神経かよ！って思っても仕方ない   まだまだ、ボールを扱う技術は上手くはないのでミスも多いですが 人生で２，３回目のサッカー（遊びではいつもサッカー）であれだけできれば上等 あれほどできる子を見たことはない。 技術は今から丁寧に身につけていけばもっと活躍してくれるでしょう。   お尻に火がついてやや焦った表情の5人の選手達もいい刺激をもらって、追いつけ追い越せで切磋琢磨してくれることを願っています。      ]]>