久しぶりに書きますね。
少し書く気力を失ってました・・・それでも子供たちの頑張ってる姿にまた元気を少しづつもらって復活してきました。
書いてないあいだも、子供たちは一生懸命サッカーに取り組んでくれていました。
みんな試合をしっかりこなし、トレセンに参加した選手たちもいつもと違う環境で自分の力を試して、表情の変化で成長を感じさせてくれました。
そんな中で感じたことが1つ。
大差で勝った試合、大差で負けた試合のあとの子供たちの反応です。
大差の試合のあとはあまり試合の事を話さない
この何カ月かの試合を見ていて気づいたことです。
勝ちにしろ、負けにしろどちらでも5点差以上がつく大差の試合のあとは、子供たちは試合のあとにあまり試合の内容について話をしないのです。
そもそも試合の内容についてなんて話すことなく、試合の直後から遊び呆けていた子供たちなので、試合の内容を仲間同士で話すことだけでも成長なのですが・・・
接戦の後は試合が終わると自然と子供たちは
「あの時、なんでパスくれんかったん?おったんよ俺」
「知らんよ~、見えんかったもん!」
「相手の10番が小さいのに上手いよ~」
「でも、あれ止めて欲しかったわぁ~お前あいつに何回も抜かれとったもん」
「OO良かったよね、あのシュートは鬼やろ?」
接戦になると走る量も自然と増えて、試合の直後は座ってる時間が長いのも会話を引き出すきっかけなのかもしれません。
でも大差の試合に比べて、試合中の細かいことまで記憶に残っているのは確かです。
集中の持続時間が全然違う
当たり前のことですが、接戦では集中していなければこそを突かれて負けてしまいます。
子供たちは集中を切らす事ができません、集中が切れそうな選手がいると周りの仲間から声がかかるようにもなってきたので、助けてくれます。
しっかりと集中して取り組んだサッカーの記憶は、試合の直後も鮮明に残っていて細かな状況についてもお互いの目線から見た話ができるのでしょう。
お互いのイメージのギャップ
子供たちが会話をしながら、お互いの目線からみた同じ場面を頭の中で想像し共有する。
頭の中でもう一度一緒にサッカーをする。
そこにギャップが生まれれば、子供たちは意見の食い違いとして話を深めてお互いを理解していく、とても重要な経験です。
だからこそ接戦になるような環境を常に用意する
上級生との試合なので大差で負けてもOK、最後までよく頑張りました
で振り返ることなく終わっていては、なかなか成長が見込めません。
相手との実力差が明らかな場合でも、自分達の中だけで接戦にすることは可能です。
9-1の8点差のついた大差の試合でも
子供たちに最初から相手との実力の差があることをはっきりと伝え
「前半の課題を1点を取りにいくこと、後半の課題を10点取られないこと」
など実力の差に応じて試合毎の子供たちに目標を設定すれば、目標達成に近づけるための自分達の課題との接戦が繰り広げられます。
こうして工夫で多少は変えられますが、やはり実力が近いチームとの接戦が一番子供たちの成長に繋がります。
その為には指導者は子供たちが接戦になるようなチームを探してトレーニングマッチを組むなど環境を作ることが重要です。
毎月、週末の予定の調整が大変だと思いますが
子供たちの成長のために、たくさんの試合を用意していい試合ができるように努力を続けるように頑張っていこうと思います。
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