ホワイトデーに子供達と共同で「クソまずいクッキー」を焼いたMaty3です。
今日は「筋肉の硬さ」についてのお話です。
筋肉の柔軟性がないと、やはり怪我をしやすくなってしまいます。
お子さんの体が硬いと心配している、保護者の方は多いのではないでしょうか?
そこで、今日は筋肉の柔軟性のチェック方法とその対処について掘り下げてみたいと思います。
筋肉が硬いって?
筋肉は細いゴムの繊維が束になったような構造をしています。
「鶏のささみ」を想像して頂くと分かりやすいと思います。
筋肉が硬いを簡単に2つに分けると
「短くなって伸びない」「筋肉に力が入ったまま抜けない」
「短くなって伸びない」
これは、使わな過ぎて筋肉が伸びなくなる事によって起こりますが。
小学生など発育期の子供では、骨の成長に筋肉の長さが追いつかないと言う理由もあると思います。
「筋肉に力が入ったまま抜けない」
これはOver Use(使い過ぎ)や痛みのある状態でプレーをしたなどの理由で起こります。
サッカーをしているお子さんなら、利き足と非利き足で筋肉の硬さが違うと感じるかもしれません。
負担の大きい軸足の筋肉、軸足側の背中の筋肉が硬くなっているかもしれません。
筋肉の硬さCheck方法
1.脊柱筋(腰から背中、太ももの後ろの硬さ)
指先が床につかない時は注意が必要
2.腸腰筋(太ももの付け根、鼠径部周囲にある筋肉の硬さ)
片膝かかえ姿勢で、伸ばしている片方の膝裏が床から5cm以上浮く
3.ハムストリングス(太ももの後ろ~ふくらはぎの硬さ)
床から垂直にあげた片足の角度が70°未満
4.大腿四頭筋(太ももの前の硬さ)
うつ伏せで踵(かかと)がお尻につかない、腰が床から浮いてくる
5.下腿三頭筋(ふくらはぎの硬さ)
仰向けで膝を伸ばして寝て、つま先が顔の方へ向かない。背屈の角度が10°未満
※両足をチェックして
左右に差がないかも重要ですね
参考文献:少年サッカー選手用ヘルスチェックシートの作成‐U-12サッカー選手整形外科的メディカルチェックの結果より
大場俊二: 臨床スポーツ医学 17:370-376,2000
硬さの種類の違う筋肉への対処
「短くなった筋肉は」優しく伸ばす事で、時間をかけて伸びてくれるようになります。
つまり、「
ストレッチ」ですよね。
これを、日々続ける。簡単なようで難しいこの課題をクリア―しないといけません。
「力が抜けなくなった筋肉」これは、
リラクゼーションを取る必要があります。
リラクゼーションといっても、大人のイメージのアロマや森林浴などのリラクゼーションとは少し違います。
筋肉をリラックスさせる方法には、いろいろあります。
特殊な手技で力を抜く方法もいくつかありますが、それはプロの仕事なので
保護者や選手自信ができる簡単な方法は、やっぱり「
マッサージ」ですね。
リラクゼーションを目的にですから、硬くなった場所を優しくなでるようにするだけでも効果はあります。
指導者が注意できるPointを1つ
定期的に
両足が使えるトレーニングをいれてください。
両足が使える事は、選手の技術としても非常に大切な事ですが、子供たちの体を守る意味でも重要です。
何度も言いますが、軸足の負担は大きいです。
100%利き足だけでプレーしている子供と、
10%でも逆足でプレーする子では蓄積する疲労も、体の使い方も違います。
怪我を予防するという目的でも「非利き足のトレーニング」は重要だと私は考えています。
なかなか難しいですよね。筋肉の硬さを判断する。
こんなものはプロの仕事です。
しかし、ストレッチ(ヨガおすすめ)を子供と一緒にやる、コミュニケーション取りながらマッサージする。
指導者は怪我予防の目線で、両足のトレーニングも考慮する。
簡単にできそうな事から始めて、続けていけば必ず意味はありますよ。
参考記事
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/11plus
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/groin-pian-syndrome
おすすめの本
栄養は専門ではないので、一般書と思い読んでみた本です。内容は非常に充実しています、とりあえずスポーツの栄養につて知りたいと言う方には満足できる本だと思います。
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