「知的障がい者サッカー」についてのお話です。
私のブログをいつも読んで下さっている方、たまたまこの記事に辿り着いた方、どちらの方も、よかったらこの記事を最後まで読んでください。
なんの不自由もない私より、もっともっと「頑張っている彼ら」を応援したいんです。
知的障がい者サッカーってなに?
名前の通り、知的障がいの方がプレーするサッカーです。国内に5000名ものプレーヤーがいます。
基本的なルールはFIFAのサッカールールと
全く同じです。プレーヤーの障がいに合わせて時間を短く設定して試合を行うこともあります。
国際大会は45分ハーフで行われます。
出典:JFFID
知的障がい者サッカーという言葉を初めて聞いた方は、どんなイメージを持ちましたか?
スローな試合展開?低レベルな試合?そんなサッカーをイメージをしたのではないでしょうか?私も初めて聞いた時は失礼ですが同じような事を想像していました。(反省)
知的障がいとは、発達期に遅滞が生じること、知能検査で知能指数(IQ)が70ないし75未満であることと定義されています。
読み書き・計算・コミュニケーションなどの日常生活において知的行動に支障がある障がいです。
体の感覚が分かりにくい、暑さや疲労が分かりにくなどの運動において注意すべき点は少しありますが、筋力や持久力などの運動機能は皆さんと変わりません。
この動画の豪快にロングシュートを決めるシーンを観れば考えは一変します。
https://www.youtube.com/watch?v=AMuioG4YFtQ&feature=player_detailpage
国際大会 もうひとつのワールドカップ
「もうひとつのワールドカップ」と呼ばれている大会がある事をご存知ですか?
現在、パラリンピックの正式種目の中でサッカーは
「ブラインドサッカー」と「脳性麻痺7人制サッカー」の2つです。
「アンプティーサッカー」もその候補に挙がっています。
知的障がい者サッカーはパラリンピックの正式種目ではありません。しかし、サッカーワールドカップが開催された同じ国で4年に1度「もうひとつのワールドカップ」と呼ばれる国際大会
があります。(同国開催は第3回から)
それが知的障がいサッカーの選手達が目標にする「
夢の舞台です」。
日本代表チームの活躍
「もうひとつのワールドカップ」(正式名称:INAS-FID 知的障がい者サッカー世界選手権大会)は1994年オランダで初めて開催されました。
日本代表チームは、第3回日韓大会から参加しています。
2002年の日韓大会からドイツ大会、南アフリカ大会と日本代表の成績は10-11位と低迷していました。
2014年ブラジル大会での上位入賞を目標に、南アフリカ大会以降は代表選手の合宿を行うなど、積極的にチームの強化を行いました。
その結果、
ブラジル大会では4位に入る好成績を収めています。
出典:JFFID
選手達が活躍する姿は下の「
知的障害者サッカー連盟の公式チャンネル」から見る事ができます。
出典:JFFID
【映画】プライド in ブルー
もう一つのワールドカップ日本代表選手達の活躍を描いた映画があります。
ドイツ大会での様子をゴールキーパーの加藤隆生選手(現在も日本代表)を中心に選手達の生活にまで触れたドキュメント映画です。
日本代表の選手達は、知的障がいが軽度の方です。映画を見ても「何の障害
があるの?」と疑ってしまう程に。
それゆえに「なぜ自分が特別支援学校に行かないといけないのか?みんなと同じように学校に行きたい」という苦悩。
「普通学級でみんなの中にうまく入れずイジメを受けた経験」などが映画の中で語られています。
そして、「もうひとつのワールドカップ」という夢の舞台で、自分の力のすべてを出し切る姿は胸を熱くします。
私はこの映画をみて、なにか大きな力をもらった気持ちになりました。
長男と一緒に見ましたが、選手たちの姿を見て「障がいがある」という事を理解するのが難しかったようです。
「みんなサッカーが上手い、かっこいい」と言っていました。
私は縁あって、ある施設で知的障がいの子供たちにサッカーの指導をさせて頂いています。
上手くいかなくて泣いてしまう子、衝動が抑えられなくなる子、自分の思いを上手く伝えられない子。
いろんな個性の子供たちですが、サッカーが楽しいという気持ちは同じです。
特別支援学校に通う子供達は卒業後にサッカーをする環境が少なく、サッカーから離れてしまう事も多いと聞きます。
サッカーが好きなすべての人が、サッカーを楽しめる環境がもっともっとできて欲しいなと思います。
この記事を通じて、知的障害者サッカーに少しでも興味を持って頂ければ嬉しいです
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娘に納豆臭いと言われます。
こんばんはMaty3さん。
もちろん僕は納豆食べてません。
プライドinブルー、今度子供たちと見てみようと思います。
素晴らしいものを教えて頂き、有難うございます!
我々の少年サッカークラブにも衝動が抑えられない選手、学校に通えない選手がいました。
2人とも通院・服薬していました。
でも2人ともサッカーは誰よりも好きでいつも練習一番乗り。30分前には来て、ボール蹴っていました。
そして、1人の子は薬で衝動を抑えるのではなく、サッカーのときは薬無しでサッカーで自分をコントロールすることにチャレンジし、成長しました。
現在、卒業し、クラブチームでサッカーを続け、さらなる飛躍をしています。
学校に通えない子も大好きなサッカーならば、誰よりも熱心。
海外サッカー選手の知識は私以上でした。
現在、規模の小さい学校に転校し、サッカーをしながら、不登校克服にチャレンジしています。
そして、今年度新入部員の保護者からウチの子は自閉症と言われてます。と言われました。
私がネットで調べた限りでは自閉症スペクトラムというものなのかな?と考えています。
別に他の子と変わりません。
怒りっぽい、泣いてしまう、集中力がない。
私は彼等を特別だとは思っていません。
誰しも弱点があるように、他の選手と同じように接しています。
それで良いのかよく分かりませんが、よかったものと思っています(よくケンカもしましたが笑)。
Maty3さん、何か気遣っていることや、アドバイス等がありましたら、教えてくださると幸いです。
長々とすいません。
レンパパさんへ
コメントありがとうございます。
コメントを読んだだけで、レンパパさんが素晴らしい指導者であると感じる事ができました。
アドバイスなんてとんでもないですが、大事な事なので記事にして書いてみようと思います。
少し時間がかかるかも知れませんが、書いたらまた読んでください。
今日は練習がうまくいかず少し悩んでいたのですが、このコメントで元気がでました。
ありがとうございます!