私が一緒にサッカーをするのは、小学校3年生までの低学年の子供たちが中心で、いろんな個性をもった子供たちが一生懸命サッカーを頑張っています。
「転んだら涙が出てしばらくプレーができなくなる子」
「難しい練習、初めての練習がうまくいかないと、泣いたり怒ったりしてプレーを止めてしまう子」
「相手にボールを取られるとプレーを止めてしまったり、乱暴なファールで取り返してしまう子」
そんな子供たちに私はときどき聞いてみます
「どんなサッカー選手になりたい?」「サッカーでどんなこと出来るようになりたい?」
残念ながら答えの多くは「・・・・・・・わからん!」「知らん・・・・」です。
もっと明確に目標があって、その目標に向かって失敗しても何度でもチャレンジできる「打たれ強い選手」になって欲しいなぁ~って、日々思ってます。
そんな子供たちが少しでも変わってくれるには、自己肯定感を育てる必要があるのかもしれません。
打たれ強い選手
打たれ強い選手とは「自己肯定感が高い」。
自己肯定感は文字通り、自分を肯定している感覚のことで、幼少期の経験が大きく関係すると言われています。
自己肯定感が低い子供は自分がサッカーで上手なプレーができるという事が信じにくくなると言われています。
いわゆる自信がない状態がになり、何かにチャレンジするということをしにくくなってしまい、リスクをさけ失敗をしないための選択をしがちになってしまいます。
失敗してしまうと気持ちが落ち込んだり、プレーを止めてしまいます。
保護者、指導者にできること
小さな成功体験を繰り返し自信を持てるようにする
「今日は練習の時、最後までピッチから出ないで練習できたね」
「転んでも泣かずにすぐに立ち上がれたじゃん!」
「じゃぁ!こけた時にもっと早く立ち上がる方法教えてあげよう!」
「コーチの話、よそ見せずに聞けたじゃん!」
できる子供からしたら当たり前かも知れませんが、こんな変化をみつけて褒めてあげましょう。
子供が泣いてたり、話を聞いてなかったときに無理矢理に強制する必要はなく、出来た時に最高に褒めてあげましょう
褒めてばかりでもダメ
子供に「おりこうさんにしていれば、コーチが好きでいてくれる」と思わせるような態度で接するのは自己肯定感を育むどころか、逆に低下させてしまう恐れがあるのでNGです。
子供は大人が思う以上に賢いです。
一番大切なことは
「
君はこのチームにとって絶対に必要な選手だ」
ということを伝えることです。
どんなに失敗しても大丈夫!君は必ず上手になって活躍してくれる時が来るよ。どんな失敗をしてもチーム全員が君を必要としてるという事を伝えることが大切です。
指導者も保護者も人ですから、毎日同じ気持ちで子供たちに接するのは難しいです、でも子供たちの未来のために頑張って行きましょう!!
Please the English page is here
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/en-CA/how-children-could-be-resilient-players-strong-feeling-of-self-affirmation
参考記事
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/stong-point
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/bokunannte
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