子供の持久力トレーニング

今日は「持久力トレーニング」のお話です。 サッカー選手において「走力」は必要不可欠です。 「もっと、勝負どころで走れるようにならないと」 なんて、話を聞きます。 実際に私が、見た・聞いたトレーニングで改善が必要じゃないか?と思った例を上げて、小学生の持久力トレーニングはどのようにすればよいのかを検討してみましょう。   実例① 「ボールを使わない練習が中心の日がある」 「うちは週に1回、ほとんどボールを使わないでトレーニングする日がありますよ、しっかり走れる選手を育てたいですから」 衝撃でした。 子供たちの体への負担は配慮されてるのだろうか?チームで故障者が多くないかな?そんな心配ばかりしていました。 実例② 「試合に負けたあと、ピッチの周りを走らされている」 負けたのは子供たちの責任だけじゃないですよね。指導者も一緒に走ってください!子供たちに負けない速さで! すみません、少し攻撃的な発言ですね。 でも、子供たちのトレーニングは子供たちの体の事、これからの将来の事を優先して検討されるべきものなので強い口調で言わせてください。  

小学生年代の身体的発達の特性

scamon発育型 「Scammon発育曲線」育成年代の指導に関わる方なら、何度も見せられている表かもしれません。 8-12歳までのゴールデンエイジと呼ばれるこの年代の特徴は神経系の発達が非常に特徴的であると言う事。 神経系の発達とは、体を上手く使えるようになるという事で。全身のコーディネーション能力(調整力)が非常に高まる時期であるという事です。 [gallery columns="2" size="medium" link="file" ids="1157,1159"] ボールを扱うテクニックなどの練習に比べ、心肺機能・筋力が発達しにくいこの年代では持久力のトレーニングをしても効果が薄いという事です。 持久力、筋力のトレーニングは中学生以降の課題になります。 限りある練習時間を、効果の薄い練習に費やすのは効率が悪いですよね。

サッカーの動きで持久力を改善しよう

サッカーで走り負けしてしまう理由には、瞬発力や持久力だけではありません。 「判断」も大きく関係します。 相手よりも早く、ボールに向かう為には状況を理解して、遅れを取らないこと。 判断ミスが最後に競り負けてしまう理由なら、いくら走るトレーニングをしても勝負どころでは走り負けしてしまうように見えるかもしれません。

サッカーで実際にどれぐらい走るのか

サッカーの試合は90分ですが、実際にプレーしている時間は約60分。そのうちの約70%はウォーキングとジョギングなどの有酸素運動、残りの30%はスプリントや連続した動きです。 その30%の内の9割が30m以下、更にその5割が10m以内、というのがサッカーのゲームの中身です。引用:Coach United 長時間走り続けるトレーニングは、サッカーの動きとは結びつき難いので効果をなかなか得る事ができません。 ましてや、罰則的に走らされているようでは「走る」トレーニングに対して嫌悪感を植え付けてしまいます。 ボールを使ってサッカーの中でトレーニングをする事を考えましょう!

トレーニングのキーファクターを「走る」にしたトレーニングメニュー

走るトレーニング2Gameの中で走る事に対する、負荷を強くして練習できます。  

小学生年代の持久力トレーニングについて検討しました。 ボールを使わないトレーニングは小学生の年代においては効率が悪いという事。罰則的に走り続けるトレーニングはサッカーの動きに通じない、子供のモチベーションが上がらないという事。 小学生の年代では、サッカーを通じて「判断を伴う走り」をトレーニングする事が重要だと考えています。   Facebook pageのいいねをして頂けるとテンションがあがるのです・・・ ↓ブログランキングへの投票ボタンです この記事が気に入ったらどれか1つ押してください。 応援お願いします m(_ _)m にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ にほんブログ村 にほんブログ村 子育てブログへ にほんブログ村 少年サッカー ブログランキングへ]]>

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