面白いサッカーって何なんでしょう?
週末の大会で疑問に思った事を答えのないまま綴ります。
週末の大会
週末は夏の大会で私が1番楽しみにしている大会でした。
やっと闘える土俵に乗ったばかりの我がチームの子供たち
週末の試合ではしっかりとトレーニングされているチームばかりとの対戦で心身ともに疲れ果てました・・・
大会初日はなんとか負けずに勝ち点1差でリーグ1位
大会2日目は堅いゴールがこじ開けられず、名の知れた強豪に勝ち切ることができませんでした。
結果は24チーム中の5位…よくぞここまで出来るようになりました。
子供たちを褒めてやりたい。
でも、子供たちは全然納得のいかない顔。
特に2日目は「
もっとやれた・・・力を出し切れなかった」と子供たちの口から悔しいという気持ちがあふれ出してしました。
子供たちが感じているもう少しで登れそうだと思っている1つの段差
もう少し、あと少しで登れそうだけどなかなか登れない高い1段に、またまた頭を抱える私です。
面白いサッカーってなに??
週末の試合では他のチームの指導者さんとたくさん話をさせてもらう機会がありました。
その話の中でよく聞こえて来たのが
「
面白いサッカーしますよね?見てて楽しいですよ」
我がチームの子供たちのサッカーを見て、評価して頂いた言葉です。
「ありがとうございます」お礼を言うのですが、果たして客観的に見て何が面白いのかいまいち分からない
毎日のように私に見せてくれる子供たちのサッカーは、自分自身にとっては極普通のいつもの子供たちのサッカーで、すべての選手に感情移入できる私にとっては最高に面白いサッカーですが
客観的にみて「面白いサッカー」と評価されている、理由はなんなのか?
さっぱり分かりません。
面白くないサッカー
では逆に面白くないサッカーとはなんなのか?
よく言われるのが
「ロングボールを蹴って走るだけのサッカーは面白くない」
「ミスが多いサッカーは面白くない」
残念ながら我がチームは結構ロングボールを多用します・・・しかもミスも充分多い・・・
面白くないサッカーでよく言われることに見事に当てはまっているように思う・・・
面白いサッカー
もちろん面白いサッカーは状況や対戦相手など環境によっても変わると思うのですが
「単純ではなく複雑」
「展開が早く、リズムのよくつながるプレー」
「予想通りではなく予想を覆すようなプレー」
「選手1人1人に個性があり、それぞれに期待するプレーがある」
そんなサッカーは見ていて面白いのではないかと思います。
この中で当てはまるのは・・・
「予想通りではなく予想を覆すようなプレー」
これは多少当てはまるのかもしれません、私は子供たちに約束事をほとんど決めません。
決まり事に沿ったプレーを教えたことがないかもしれません。
その時々で状況に応じて自分で判断、なのでサッカーを知っている大人からすれば
「なんでそっちになの!!」って思う場面も多いかもしれませんが
逆に「そんな発想があったか!!」というビックリするようなプレーも飛び出します。
「選手1人1人に個性があり、それぞれに期待するプレーがある」
これも当てはまってるのかもしれません。
我がチームの子供たちは非常に個性的です、とにかく1人1つ自分の武器(長所)を持ってくれるといいなと思ってやっています、なので
圧倒的なパワーでねじ伏せる選手
どんなに当たられても倒れないバランスのいい選手
驚異的なスピードで駆け上がる選手
走る量では誰にも負けない選手
大人以上の賢さでチームをコントロールする選手
など個性的な選手が多いのは確かです。
そして、その子たちはまだまだ子供なので、それとはあまりにもギャップのあり過ぎる弱点も兼ね備えてます。
スピードはあるけどボールを持ったら曲がれない
パワーで2.3人引きずってでも前に進むけど、パスは敵に向かって蹴る
圧倒的な走力でいたるところに顔を出してボールを奪うんだけど、奪われる
驚くようなプレーとその真逆の脆さ、1人1人に注目して見ていても飽きないチームだと思います。
そんな各選手の個性に任せ、子供たちの自由な発想でやっているサッカーは客観的に見て面白いサッカーなのかもしれません。
私の勝手な予測ですが、多くの皆さんに言って頂いた
「面白いサッカーするよね」の答えを考えてみました。
今後もさらに「面白いサッカーをするチーム」を目指して頑張って行こうと思った週末でした。
時々読み返す、好きな本です
クリス・アンダーゼン,デイビッド・サリー 辰巳出版 2014-06-30
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