「~しなければならない」の考え方が伝染してきた・・・反省

週末はカップ戦に参加させてもらいました、先週に引き続き、狭いピッチでの試合です。   先週の課題で「止める」をしっかり練習したかったのですが、雨の影響で練習は1回だけ 「止める」が1回、1週間、1カ月の練習では劇的に変わるはずもないので、まぁそこは引き続きの課題として試合に臨みました。  

そんなに力むなよ・・・・

カップ戦といっても和やかな雰囲気のカップ戦です。 勝利にこだわらず、全員でサッカーを楽しみましょう!私もそんな感じでいたのですが 子ども達はそうでもない 「今年に入ってまだ優勝してない!」 「今日は優勝する!」 勝ちたい気持ちが強い子ども達、悪いことではありませんが 気合いが入り過ぎて、表情もやや固い・・・  

試合中の言葉、表情

試合が始まってすぐに先制、その後も得点を積み重ね大量点差で後半を迎えます。 点差の割には表情が固い、サッカーも固い・・・もう少しチャレンジしてもいいんだけど・・・ 練習中の個人技、早いダイレクトのパス回し 失敗してもいい状況でもう少し余裕をもってチャレンジしてもいいんだけどな? そんな事を考えてたら試合終了。 勝っても「もう少しできた」といまいちな表情・・・・んん・・・  

子ども達と相談

「もう少し遊んでみては?みんなのサッカーが見ていて強いなぁ~と思うけど 楽しくないように見えたけど、どうかな?」 具体性に欠ける質問に子ども達も「ポカーーーン」でした。   キック強いのにゴール前まで運んでシュートしなくても、どっからでも打っていいよ? パスが1番じゃないよ?ドリブルがうまいのに2人ぐらい抜くぞ!ってやっていいよ? DFだけじゃなくてピッチが狭いんだから、攻撃にもっと参加していいよ?それで点取られてもいい勉強になるよ? 試合中に「失敗してはいけない」「勝たなければいけない」をもう少し捨てて、これやってみよう!次はこの必殺技を出してやろう!って挑戦することを楽しんで欲しいなぁ まだいまいちだったので「分かった!爆発してこい!!」と言って次の試合へ  

爆発するぞ!!ドカーーーーン!!

楽しい雰囲気、失敗してもOK、全力で新し事へチャレンジすることを条件に次の試合へ 試合前の円陣の掛け声は 「爆発するぞ!!ドカ―――――――ン!!!」で行ってこい!!と送り出しました。   次の試合は接戦でしたが、前の試合よりも積極的にチャレンジします。 開始早々の強烈なミドルがとんでもなく枠を外す、個人技で相手を翻弄しようとしてボールを置き去りにして自分だけ進む選手、ダイレクトパスで繋ぐボールが最終的に相手の正面。 失敗の後の子ども達は笑ってます。 「あちゃーーー!やってもうた!」「いいよ、いいよもう1回!」   チャレンジしやすい環境に子ども達もリラックスして試合に臨みます。   結果は「優勝」、固いまま「勝たなければならない」で優勝しなくて良かった。 楽しんでチャレンジして、結果もついてきた満足のいく結果でした。  

反省

「勝利」を目指すことを子ども達と一緒に頑張ってきました。 みんな強くなってきた、だけど「勝たなければならない」の気持ちも少し強くなってきたのも正直なところ。 「遊び」「厳しい」この中間にスピードをコントロールすること、「0」と「100」は簡単なんだけど、「0」では前に進まないし「100」では事故を起こす。 常に60kmで走り続けて目的地に辿りつくのが1番難しい。 「安全に、失敗しないように」を繰り返してても成長できない、子供たちがもっと試合の中でチャレンジできる環境を作っていこうと改めて思いました。    ]]>

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