週末はリーグ戦の最終日
残念ながら我がチームは強豪ひしめくリーグの中で未だ勝ち点「0」
つまり、1度も勝っていなければ引き分けもない状態
そんな辛くて厳しい闘いが23試合も続き、最後の24試合目を迎えました
苦しかったリーグ戦
自ら厳しいと分かっていて臨んだリーグ戦
しっかりと鍛えられたチームの中に入って一番感じて欲しかったことは
「サッカーへの取り組み方」
残念ながら、サッカーの勝負に負けることは技術の差からみれば当然の結果
技術は積み重ねで少しづつ改善できるけど時間が必要
しかし、ピッチの外での態度や試合に向かう練習の態度などすぐにでも変えられることはたくさんある
半年ほどのリーグ戦の期間でそれに気づいて感じて欲しい、今の自分たちに足りないものを
そう思ってリーグ戦を応援していました。
勝てない苛立ち、負けに慣れてしまう恐ろしさ
リーグ戦23連敗
勝てない苛立ちは子供たちの表情にもしっかり現れていました。
負けに慣れて大量失点で負けた直後に笑っている子もたくさんいました。
勝てない理由を他へ求める子供たち
「自分たちの現状と向き合えない」
指導者にとっても子供たちにとっても辛くて長い半年間
でも忘れてはいけない事は「
ピンチはチャンス」だと言うこと
こんなに辛い状況から逃げ出すのか?こんなに辛い状況を乗り越えて次の自分たちの力にするのか?
必死の思いでリーグ戦をなんとか闘っていく中で、子供たちにも変化が見えました。
試合の結果ではなく
「自分たちの今持っている力でできる最高のサッカーをすること」
「目の前の勝負を1つ1つ大切にすること」
1人、また1人と自分自身と向き合う子供たち、少しづつ取り組み方が変わって行きました。
小さな変化の積み重ね、週末の試合ではその成果をしっかりと見せてくれました。
最後の1試合
迎えたリーグ戦最終試合
なんとか頑張って来た結果を形にして見せてあげたい・・・前日からその事で頭がいっぱいでした。
子供たちには
「最後は勝ちたいと強く思った方にボールは転がる、最後の1秒までゴールに向かって顔をあげろ!」と気合を入れて送り出しました。
※私はまさかの大会運営でベンチには入れず…逆にこれが良かったか?
試合は前半早々に失点しましたが、6年生エース得意のロングシュートで1-1の同点で折り返し。
後半は相手の攻撃を4.5年生が体を張って必死の守り
転んでも立ち上がり、抜かれても食い下がり
ボールポゼッションで負けて、気持ちで勝ってなんとか均衡を保っている状態
見ている方も全身に力が入り、動けないぐら子供たちの気迫が伝わりました。
結果は1-1の引き分け…
たかが「1」、されど「1」この勝ち点1がどれだけ子供たちにとって大きいか
この「1」の為にどれだけ辛い思いをしてきたか・・・
神様が子供たちにくれたご褒美のような勝ち点「1」
「3」ではなくて「1」、はじめの第1歩の「1」
スタートラインに立ってから半年、やっと踏み出した1歩それも最後の最後で1歩
強豪からすれば3歩3歩と進むようなレースの中で、のろまな亀がやっと1歩を踏み出した感じです。
子供たちは本当によく頑張った、まだまだ考え方を変えられない選手もたくさんいるけど
1人づつ、1人づつ、自分に何ができるのか?最高の準備ができているか?
そう考えられる集団に育ってくれればいいなと思います。
よく頑張りました!!
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