昨夜は、各地から集まった指導者の皆さんとの懇親会に参加させていただきました。
参加者は15人、高校サッカー部の先生から、クラブチームのジュニアユース監督、ジュニア(小学生)のコーチと幅広い年代の指導者の集まりでした。
みなさん、いろんな事考えて指導されてるんだなぁと感心するばかりでした。
そんな中で選手起用についてとてもいいお話が聞けました。
集中が難しい子供達
「注意(集中)」とは、自分の身の回りで起きた事や外からやってくる考えをどう意識するか自分で選び、その意識を保つことです。注意障がいがある場合、成人でも子どもでも、長時間にわたって取り組むべき課題に十分に集中することが難しくなります。
以前に書いた記事 発達障害とサッカー のところで注意(集中)が難しい子供達について書きましたが、1試合(低学年なら10~15分×2)を集中してサッカーをすることが難しい子供達はたくさんいます。
低学年ならどんな子供でも集中が持続できるのはせいぜい10~15分程度が限界だそうですから、試合中に集中が途切れることはあって当然の事なんです。
特に体力がなくなってきた、後半ではなかなか集中を持続できません。
起用方法と言葉のかけ方
集中が難しい子供(特に1分、2分で集中が途切れてしまう子供)が試合に出る時は、その子が集中できる時間(1~2分)で出場してもらう。
例えば、前半の残り1分と後半の残り1分から途中出場し全力でプレーできるように配慮しているそうです。そして、いつまでもその起用方法を続けるわけではなく、毎試合どこかのタイミングで出場し、集中できる時間が延びてきたら出場時間を増やしていくそうです。
選手への声かけは
「君は足が速いから、みんながバテてきた最後の1分で走りまわって相手を崩してくれ!」
「君はドリブルが得意だから、相手がバテてきた時間帯でドリブル突破でチャンスを作って来てくれ!」
「君の守備で残り一分は相手の10番を徹底的にマークして動きを封じ込めてきてくれ!」
のように明確な課題を与えてから出場してもらうように声かけしておられると教えてもらいました。
あと、外からの刺激で容易に集中できなくなる事があるので、その子が出ている間は極力、大きな声でのコーチングをしないようにも心がけているそうです。
反省しましたねぇ~
私は、みんなと同じように試合に出て失敗しても少しずつ学んでいけばいいと考えてました。←これ、キレイ事言ってるだけで子供の事何にも考えてないですよね・・・・・
この方法の効果
①集中が途切れる事が少なくなり、大きな失敗が減る。失敗をしなかった、短い時間でも最後までやりきったという事の積み重ねは自信に繋がる。
②プレー中の明確な目標設定がしやすい、1試合で目標を設定するよりも具体的に目標設定してあげる事ができる。
③いつも残り1分から出てきて、全力で頑張ってくれる姿はチームメイトにとって頼りになる存在と認識される。
※実際に残り時間が少なくなると、選手から「コーチ!OO君出して!」「コーチ!スーパーサブ!!」って声がでるようになったそうです
これ凄いことですよねぇ~、言われた子供がどれだけ自信になる事か
選手1人1人に合わせた、練習・試合での起用法をしっかり考えないとダメですね、大いに反省した1日でしたが、すごく勉強になりました!
やっぱり、いろんな人から話を聞く事はすごく大切ですね。
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選手起用難しいです。
キーパーとかみなさんどうしてますか?
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