出典:日本アンプティーサッカー協会
今日は「アンプティーサッカー」についてです。
この後、紹介する日本代表VSアルゼンチンの動画は必見です!
日本アンプティサッカー協会(切断障がい)
アンプティサッカー(amputee soccer = 切断者サッカー)とは、腕や足を切断した選手がプレーするサッカーです。
もともとアメリカ軍の負傷兵のリハビリの一環として広く普及したアンプティーサッカー。
日本での歴史は浅く2008年に元アンプティサッカーブラジル代表の日系3世エンヒーキ・松茂良・ジーアスが来日したことをきっかけに普及活動が開始されました。
アンプティーサッカーのルール
基本的なルールは通常のサッカールールと同じです。
・7人制競技。フィールドプレーヤー6名とゴールキーパーの計7名。
・フィールドプレーヤーは基本的には足の切断者、ゴールキーパーは腕の切断者が担当します。
・切断側の四肢を使用する事は禁止されています。
・フィールドプレーヤーは移動のために杖を使用しますが、杖でボール操作は禁止
(故意に触れた場合はハンドになります)
・ゴールキーパーはペナルティエリアから出ることができない。
・ボールアウトはキックインでゲームが再開される。
・オフサイドルールなし。
・選手交代は何回でも可能。
・国際大会での試合時間は前後半25分の、計50分間。
国内のチーム
全国各地に8チームのアンプティサッカーチームが活動しています。(2015/5/16)
Asilsfida北海道AFC(北海道)
FCバンブルビー千葉(千葉)
FCアウボラーダ川崎(埼玉)
TSA FC(神奈川・静岡)
関西Sete Estrelas(関西)
A-pfeile広島AFC(広島)
FC九州バイラオール(九州)
アンプテーサッカーWorld Cup
2年毎に開催されているアンプティーサッカーワールドカップ、日本は2010年第8回ワールドカップアルゼンチン大会から参加、日本代表として約15名の選手団が派遣されました。
昨年行われたメキシコ大会で日本代表は初の決勝トーナメント進出を果たしています!すごい!
アルゼンチン大会の動画がこちら
https://www.youtube.com/watch?v=Dtuco35l9fM&feature=player_detailpage
動画のアルゼンチン選手のプレーがやばいですよね…
私はこの動画を長男と一緒に見ました。小学3年生がこの動画をみてどんな事を感じるのだろう?そんな疑問を持ちながら。
動画を見終わって私が言葉を発する前に、長男は
「かっこいい」とつぶやきました。
「すごい」ではなく「かっこいい」と言わせる選手達が素晴らしいと思いました!
一生懸命戦う人には
「かっこいい」がぴったりの言葉です。
ぜひ一度、チームの子供たちにこのかっこいいサッカーを見せてあげたいと考えています。
以上、アンプティーサッカーについて簡単にまとめました。
アンプティーサッカーはパラリンピックの正式種目の候補に挙がっているそうです。
是非、東京オリンピックでアンプティーサッカー日本代表の勇姿をみたいですね。
興味を持たれたは
日本アンプティーサッカー協会のHPも覗いてみてください!
参考記事
ブラインドサッカーに関する記事です。これまたその技術には驚愕です
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/burasaka
知的障害者のサッカーに関する記事です。記事の中で出てくる映画「プライド IN ブルー」は知的障害者のサッカーワールドカップを目指す、日本代表チームのドキュメンタリー映画です。ぜひ見て欲しい作品です。
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/jffid
おすすめの本
風間教の信者になりつつありますが…風間氏はサッカーの天才であって伝える技術も天才的だと思います。この本はサッカーライターの木崎伸也氏が風間八宏氏の言葉をまとめたものですが、天才の見えている世界を共有できるような気になれます。
「個」の力を伸ばしたいと思っている指導者の方は必見です。
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