今日は「プロテイン」のお話です。
先日、保護者の方から「子供がプロテインやサプリメントを飲む必要あるの？」と聞かれました。
スポーツをしているお子さんがいる家庭なら「体を大きくしたい」って思っている方も多いはずです。特に食が細いお子さんならなおさら心配です。
だからと言って、プロテインを子供が飲むのは体に害があるんじゃない？って漠然とした疑問があると思います。
そこで、今日はプロテインについて掘り下げてみたいと思います。
そもそもプロテインってなに？
プロテインは「たんぱく質です」
たんぱく質を多く含む食品は様々のものがありますが
肉類では鶏胸肉＞牛もも肉＞豚もも肉の順でたんぱく質を多く含みます。
他にも魚類、鶏卵、大豆などはたんぱく質が多く含まれます。
プロテインは粉末なので
薬のようなイメージがありますが、上記の食品と同じたんぱく質を粉末にしたものです。
プロテインにはどんな種類があるのか？
市販のプロテインは様々な種類の物があります。
プロテインは大きく分けて3種類
「ホエイプロテイン」
「カゼインプロテイン」
「ソイプロテイン」
これらは製法や原料によって呼び方が異なります、簡単に3種類の違いを説明します
ホエイプロテイン
プロテインの中で最もポピュラーなものがホエイプロテイン、牛乳を原料としている乳清タンパクです。
ホエイプロテインの特徴は、たんぱく質の含有が多くて
吸収が早い事です。
吸収が早いので「運動直後の摂取に向いている」と言われるのがホエイプロテインです。
カゼインプロテイン
ホエイと同じく乳製品由来のプロテインです。
カゼインプロテインはホエイプロテインに比べて
吸収が遅いのが特徴です。
市販の多くのプロテイン製品は、ホエイとカゼインが混合して含まれています。
ソイプロテイン
大豆由来のたんぱく質です。大豆に含まれるイソフラボンが女性ホルモンの構造と似ている事から、女性らしい体を作るプロテインと言われています。
この３つがプロテインの代表的な種類です、ここで注意が必要なのは
「乳製品」「大豆」に対して
アレルギー体質の子供がいると言う事です。
小学生ではチームで摂取することはほとんどないと思いますが、中学生以降でも個人の体に合わせて摂取する事を慎重に判断しなければなりません！
プロテインはいつ、どれぐらい必要なのか？
プロテインをいつ？どれぐらい摂取することが効果的なのでしょうか？
どれぐらいの量のたんぱく質が必要なのか？
厚生省が出している指標では成人男性1日50g 成人女性40gだそうです。
（おおよそ鶏肉200g、大豆なら300g程度）
摂取し過ぎたたんぱく質はカルシウムと一緒に尿として流れて行きます。
腎臓への負担も大きくなるので摂取し過ぎには注意が必要です。1回の摂取に最適な量は30gと言われています。
いつ摂取すればいいのか？
朝、寝る前などいろんな考え方があります。
トレーニングの後30～60分は筋肉が成長する「
Golden Time」この時間にプロテインを飲もうという一番有名で人気の考え方です。
しかし、トレーニング後の栄養摂取は大切ですが、筋肉の合成は長い時間をかけて進むので、トレーニング後１時間にこだわる必要はありません。
特に子供の場合は、他の栄養素もバランスよく摂取する必要があるので
サプリメントを軸に栄養を考えず「食事」をしっかりと摂りましょう！
プロテインは子供が飲んでも問題ないのか？
たんぱく質なので摂取しても毒にはなりません。しかし、
摂取し過ぎるのは危険です。
小学生年代の子供達は筋力をトレーニングしてもあまり効果がありません。「筋肉をつけて体を大きくしたい」という考えでは摂取しない方がよいでしょう。
体を大きくする、背を伸ばすにはたんぱく質・ビタミン・骨を強くするカルシウムも必要です。
吸収効率の悪いカルシウムを定着させるにはマグネシウムも必須です。
つまり、たんぱく質に偏らず
バランスよく摂取する事を考える事が重要です。
子供用プロテインは意味がないのか？
背が伸びるのにも重要な役割をするたんぱく質、しかし子供が過剰な量を摂取すると腎臓などに負担があるので注意しなければいけません。
できれば食事でしっかり栄養を取りたいところですが、食が細い子はなかなか食べる量が増えないのも事実。
そんな時には補食として子供用のプロテインは有効だと思います。
実は子供用のプロテインはたんぱく質の含有量はそんなに多くありません。子供の成長に合わせた、様々な栄養素が含まれています。
子供が飲みやすいように、味の工夫もされているので
美味しいです。
試してみると分かると思いますが、子供の方からすすんで「あれないの？」と聞いてくれるぐらい美味しいです。
サプリメントの中でも「プロテイン」に焦点を絞ってまとめました。
お子さんの体作りをサポートしてあげたい親の心は痛いほど分かります。
まずは「食事をしっかり食べる」そこが重要です。
それから、補食として適度に子供用のプロテインを使う事ができれば効率よく体を大きくする事が出来るかもしれません。
ちなみに我が家の子供たちはSAVASのマスカット味が気に入って
「あれを飲ませろ！！飲ませないと育たないぞ！！」と訳の分からない事を吠えてました…
飲まなくても大きい3人兄弟「
大きくなり過ぎる」のが心配です……
参考記事
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/post-678
チームの保護者が絶賛してくれた人気メニューです
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/loastbeef
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/salada
http://kimamana.sakura.ne.jp/WP/leek-source-of-steamed-chicken
おすすめの本
栄養については専門ではないので一般書を手に取りました。充分な内容です、サッカーママは必読の1冊だと思います。
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たんぱく質を多く含む食品は様々のものがありますが
肉類では鶏胸肉＞牛もも肉＞豚もも肉の順でたんぱく質を多く含みます。
他にも魚類、鶏卵、大豆などはたんぱく質が多く含まれます。
プロテインは粉末なので薬のようなイメージがありますが、上記の食品と同じたんぱく質を粉末にしたものです。
体を大きくする、背を伸ばすにはたんぱく質・ビタミン・骨を強くするカルシウムも必要です。
吸収効率の悪いカルシウムを定着させるにはマグネシウムも必須です。
つまり、たんぱく質に偏らずバランスよく摂取する事を考える事が重要です。
