もちろん、常に声を出すわけではありません。裏を取る動き(相手に気づかれないように抜け出る動き)の時など、状況によっては声を出してはいけない場面もありますが、声は必要です。
少年サッカーの指導現場では
「ほら!もっと声出して!」「もっと声で指示出して!」なんて指導場面をよく見かけます。実際、私もよく言ってました。
そして、声を出すように指導しても正直なかなか、声は出ないし、その時は出たとしても続かないんですよねぇ・・・
なんで、声はでないんだろう?って少し掘り下げて考えてみたいと思います。
スポーツにおける声の効果
「オノマトペ」という言葉をご存知ですか?
パルプンテ!のような聞き慣れない言葉ですが、ポンポン・ザーザーなど「擬態語・擬音語」のことです(フランス語が語源)。
「ハンマー投げなどの投てき種目の選手が叫ぶ『ウォーー!』」や福原愛選手の『サー!』、マリア・シャラポア選手の『ンア〜』(地下鉄の騒音と同じぐらい大きな音らしい)などスポーツの場面ではよく聞きますよね。
スポーツでのオノマトペは
①パワー、スピード
②リズム、タイミング
③リラックス
④モチベーションの促進
などの効果があるそうです
確かに大きな声を出すことで
、脳が運動の抑制を外して筋肉の限界値まで力を発揮させる効果があると言われています。筋力でおよそ5%程度向上するというのは昔から言われてますね。
サッカーで言うと、シュートの瞬間に声をだす、相手と接触プレーの時に声をだすといったところでしょうか?
しかし、個人競技ではないサッカーで必要な声とは少し違いますのでサッカーで必要な声について考えてみましょう。
サッカーのプレー中に必要な声
①自分にボールが欲しい時の声
「ヘイ!」「こっち!」小学生の声の代表ですね。
または「OOちゃん!」「OO君!!」名前を呼んで自分の居場所を知らせる
②味方の為に出す声
「後ろから来てるよ!」敵の位置を知らせる声
「サポートおるよ」「戻していいよ」攻撃を立て直す時に必要な声
「ターン!」「前向けるよ!」前方に敵がいない時
「逆サイド!」「中おるよ!」他の味方の場所を伝える声
「打て!」「シュート!」シュートチャンスであることを知らせる声
③盛り上げる為の声
これはなんでもありですよね。
なぜ声が出ないのか?
自分に自信がなければ声は出ない。
私は、サッカーを知る目的で社会人チームで何度か練習しましたが全く声が出せませんでした・・・・子供の気持ちが痛いほど分かったなぁ~
指導者のみなさん、日本代表の中に入って声出してサッカーできますか?
もちろん「できる!」とおっしゃる指導者の方もいると思いますが、周りは自分よりうまい子ばっかで声を出せ!と言われても出せないよ・・・という子の気持ちも理解してあげてください。
ボールが欲しいから声を出す、何かをしたいから声を出す。これは自信があるからできるんです。自身のない子供の中にはボールがあまり飛んで来て欲しくないと思っている子もいます。
味方を動かす声は、チームのレベルに応じた戦術をしっかりと把握していないと声は出ません。どんな声を出せばよいのか、いつ出せばいいのかを勉強をする必要があると思います。
つまり、声を出す為には「個」の能力を技術・知識の両面で高めるのが、遠回りなようで近道なんでしょう
声があまり出ない日本代表選手
声があまり出ない日本代表選手といえば誰を思い浮かべますか?
私は大好きな、今野泰幸選手を思い浮かべます。
FC東京に在籍していた頃、当時の原監督に、自分で守りきれる能力があるために声を出して味方を動かすことができていないと言われてました。今野選手に声を出させるためにボランチのパートナー三浦文丈選手を外す布陣を敷くこともあったそうです。こんなエピソードがあるぐらい声を出すのが苦手なんですよね・・・・
そう考えると、個の能力がいくら高くても声がでない子は出ないままなのかのとも思います。
出したいけど出せない子供のために
①盛り上げる為の声はなんでもいい
チーム全員に盛り上げるために大きな声で何を言ってもいいよと伝えた。
※ふざけ過ぎ、相手チームに失礼な態度はダメ
「頑張ろう!」「点取ろう!」じゃなくてもいいよ、「ドッカン!ドッカン!行こうや!」「うぉーーーーーー!」とかなんでもOK、思いっきり大きな
声を出していいよ、間違ってもOK
②声を出せ!って言う事を止めた
「何か言わないといけない」という意識が過剰になると、逆に声を出せなくする事もあるのでやめました。
③フリーズの指導で具体的に声の出し方も指導した
こんな感じで、とにかく声が出てない子供に「声をだせ!」って指導を止めました。自然と声が出る子には、声でフォローしてやってくれよ~って言ってます。
今野選集みたいな例もあるし、チームに何人か声の出る子がいれば、なんとかなるさ~ぐらいの気持ちでやってます。
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